医療費70歳~75歳 1割から2割負担へ 上尾市議会採択!
あまりに酷な負担なので、福田首相は見直しを示唆していますが、市議会はあっさりと可決しました。自民・公明は自分達が決めてきたことなので、賛成するのはしょうがない。国会政党の態度は市議会でも同じです。民主党は与党より、野党よりの人がいて、一律ではない所は注意を要します。いずれにせよ、地方分権で市議会の役割は変わっています。決めるのは市議会です。
採決の時点で、首相になろうとする人が一時凍結を示唆していたのですから、市議会の役割と市民の生活を考えれば、与党と言えど、審議を保留する提案ぐらいするべきです。国の態度が決まってから臨時議会を開いても良いほど、負担は大きく、市民にとっては重大な問題なのですから。私は日頃接しているみなさんの状況を考えると賛成などできません。
これ以上、国民負担を増やすな!
いままでの老人保健法がなくなり、小泉改革に添った新たな法律になります。現内閣では1時凍結が検討されていますが、この改革は昨年10月から始まっていて、すでに1部のかたの窓口負担は増えています。凍結予定は第2段で、市議会で可決された負担増の他に、75歳以上の人に適応される、後期高齢者医療制度があり、これは「世界に類を見ない、過酷な医療制度」と言われています。高齢者はもとより、すべての国民の負担が増す仕組みです。
政府は、高齢化社会だから、新たな国民負担は仕方がないと言っていますが、そんなことはありません。世界的に見て政府が負担する医療費は決して高くはありません。
9月議会のちょっと待って!
え!!経費削減のために外部委託したのでは?
上尾市の場合、外部発注をすると経費が増えるの?
国保・年金
派遣費用削減 696万8千円
職員人件費増額 675万2千円
労働局の立ち入り調査の結果、上尾都市開発㈱、(社長は陸田副市長)が派遣労働違反と指摘され、直接雇用に切り替えました。上尾都市開発は上尾市にしか派遣していないので、違法行為の「もっぱら派遣」と以前から議会で指摘されていました。しかし、上尾都市開発㈱は派遣職員の派遣先を書いていない書類を提出していたので、書類上の不備ということになったそうです。法を守る立場の市が違反を知らないはずはありません。だから書かなかったとすると、たちが悪い。「外部委託は経費の削減」は一般論。ふたを開ければこの始末。駅の改修もそうですが、一般論と上尾行政は違います。
ばんだい上尾荘売却、なんと3750万円、入札参加は1人!
施設の他、管理人が家族で住んでいた、まだ新しい家一軒付き。この市民の財産を3750万円で個 人に売ることが決まりました。保養施設は、1882年に2億1千万円で取得し、大きな改修工事もしています。近隣の町の地価を見ると平米1万円2千円以下の宅地はありませんでした。ここは約6千平米の宅地付きです。国立公園の中にあり、観光地のすぐそば!温泉の源泉まで持ち、広大な利用可能地を持つ保養施設でした。安価で泊まれ、温泉も良く、食事も良いが、市の宣伝が足らないと思っていました。これは安すぎる!早急な施設売却に反対しましたが、そんなことが通る市議会ではありません。36億円もJRの肩代わりをして市民の税金から駅の改修に出費することを考えると 情けない。
丸山公園にまた多目的広場を整備!
もう言うことがない、というくらい拡張を続ける丸山公園。今回は2000平米の多目的広場だそうです。以前何に使うのか。と聞いたら「目的がないので、多目的広場と言う」という答弁。市民は生活を切り詰めて税を負担をしています。この公園に、こんなに税金を投入し続ける必要があるのでしょうか。全体の構想があいまいなまま、拡張工事が続けられることに納得ができません。
文化センターに楽屋用エレベーター設置 5000万円
補正で組まなければならないほど、緊急性があるものとは思えません。文化センターは大規模改修の後も、大型工事が続けてあります。ばんだい上尾荘が買えて1千万円以上おつりが来る楽屋のエレベーターが緊急に必要なのですか?工事業者はどなたでしょう?
秋山かほるの一般質問
社会福祉協議会を市民に役立つ組織にするためにがんばります!
会長は市長。介護保険が導入される前は、訪問介護もここが全部の窓口でした。ボランティア事業。障害者福祉事業。高齢者福祉事業、子育て支援事業、募金の分配事業などを実施しています市民に一口500円、また市内事業所にも会員加入を市の回覧で集めている、社会福祉協議会です。
市民から、他市と比べて、人件費割合が高いのではないか。透明性も低い。介護での役割分担がわからない。などの問合せがありました。今後、高齢者の負担がますます大きくなる中、介護を必要とする人も増えますが、企業はもうからなくなってきているので、撤退方向です。利用者には負担増やサービスの低下が続く中、必要でも、利用できなくなる人が増えます。社会福祉協議会は企業ではないので、やりようによっては、市民に役立つ地域福祉の中心になる可能性があります。つまり、市民にとって、負担が少なく、よい制度を実施することが、可能です。また、利用者にとってよい事業者を選べる基準づくりも必要と考え取り組みを始めることにしました。高齢介護の問題は、高齢者だけでなく、それを支える家族の問題でもあるのです。上尾は日本一という制度を作りたい!
最初の取り組みでしたが、以下の点を協議会に申入れること約束してもらいました。
・ホームページで、事業ごとの計画、決算、人件費などの公表
(さいたま市並は検討)1月実施
・事業者の人手不足を補うために、ホームヘルパー養成講座を今後検討
・共同募金の配分先を申請をつのって公募する
・地域包括支援センターとも連携して地域ネットワークをつくる
・第三者評価事業は検討する
たちばな荘の改修は亀のよう、でもがんばります!
来年度は耐震診断と耐震設計と基本設計を実施するそうです。これらを実施するのに1年かかるそうです。たちばな荘は上尾独自の施設ではありません。国や県とも連動する施設なので、上尾駅バリアフリー工事のように、自分勝手ができないので、やりたくないのか!!と思うくらい、もとから、やりたくないのが見える事業です。ですから、やっと3ヵ年計画に入れたのに、事業の進捗は亀のようです。
3ヵ年計画に入っていなくても、大石複合施設のように、「必要性」「整合性」がよくわからない億単位の事業が急きょ入ることがあります。理不尽な市政だと思います。でもがんばります。できたときには良いもの、生活に役立つものにします。介護予防事業として、軽度の筋肉トレーニング、転倒予防の運動、元気体操、脳トレーニング、を実施することになりました。もちろんお風呂に入ったり、娯楽が楽しめたりできる施設です。
でも、高齢者のみなさんには、いつまでも元気で、買い物に行ったり、お孫さんと遊んだりして頂きたいのです。みんなで楽しく取り組めるよう工夫も必要です。そのために、できることを精一杯がんばっていますが、地元では、丸山公園整備拡張、大石複合施設、上尾市負担の駅の大改修にお金をつぎ込む市長の方針に従う議員が多く、3本の矢にならないことが、情けなくも思います。
上尾市国民保護計画はどうなってるの?
この計画は、武力攻撃を想定して今から準備をしなさいというものです。国が全国の自治体に自衛隊などを参加させて計画をつくり、準備を始めるように指示したものです。上尾市も今年2月に策定されました。計画をつくるにあたり、県では4つのモデルパターン「避難住民受入地域対策」「人口密集地対策」「山間地域対策」「「自衛隊基地等所在地対策」=原子力発電所など、自衛隊基地並の危険施設がある場所の対策、をつくり、各自治体を振り分けて計画策定をサポートして来ました。今年の12月末には、市民に対しての避難実施要領ができます。
上尾市には、サイサンの東洋一と言われる600tものLPガスの貯蔵施設があるので「自衛隊基地等所在地対策」が適応されていると聞いていましたので、上尾市の対応を聞きましたが、当初は「人口密集地対策編」で作られているという返事。事実を知ってるんだよ。というと、やっと「自衛隊基地等所在地対策」を入れて作られていることを認めました。その後も…市の担当、「ガソリンスタンドがあるから…」秋山「ガソリンスタンドがあるところは全部「自衛隊基地対策」で避難計画がつくられるの?違うでしょ!」こんなやりとりが続きました。
この計画は災害時にも適応されることになっています。いくら、市は気が付かなかったので、指導できずに建設されてしまった。サイサンのガスタンクでも、引き続き無いことのような態度は許せない。今は稼動しているのだから、それを前提に避難計画を立て、住民の安全を確保する必要があるのです。なぜなら、これらの計画は一度作られたら、そうそう変更するものではないからです。住民の命にかかわることを、そんなにないがしろにされたら、たまりません。住民の安全を考えた避難計画を作らせるまで、がんばります。
義務教育の保護者負担を減らして!
上尾市の義務教育費は工事代金と近隣の開発費と土地の購入費と土地の借用費が目立ちます。例えば平方スポーツ広場のすぐ近くにできた平方野球場は毎年教育費から土地借用費として500万円以上が地主に支払われています。4年で2千万円以上の教育費からの出費です。学校が子ども達のために使える予算が少なく、PTAの会費からも学校協力費の無心が断れない状況になっているのに、なぜ?
私が平方小、太平中のPTAの時代から、予算が無いとどのくらい聞かされたか!体育の選択授業で使うテニス、バトミントン、卓球のラケットは教育委員会で一括購入し学校に配置を始めました。やっと実現することができました。今年は5校で、ラケット124本、バトミントンラケット90本、卓球ラケット140本、剣道の竹刀150本を買ってもらえました。今年度も「学校からの要望があれば」引き続きやるそうです。学校からの要望が出せるようみなさん頑張って下さい。
印刷用の紙は小学校で407万5千枚、中学校で168万1千枚を配布しました。少しですが保護者負担は減ります。昨年度に使用した全体枚数の35%程度だそうです。引き続きの要望として、ピアニカをいちいち買わなくても済むように、学校で揃えて欲しいと言いました。、今後検討するそうです。教育委員会は買いたくても、予算は通らないということでしたが、JRが実施すべき工事の肩代わりなどしないで、授業で使うものは学校で買うのが当たり前です。そのぐらい実施するべきです。計算上は毎年2千台のピアニカが買われ、また不要になり、捨てられています。もったいない!東京では保護者が買うのは吸い口だけです。引き続き、学校で使うものは教育委員会でそろえるよう、がんばります。
議員1期目、こんなことが実現できました
税金のむだ使いをチェックし、市政の実態をお知らせして、
市民負担の軽減を求めてきました
高齢者がいつまでも元気で住み続けるために
・高齢者の負担は増すばかり。元気で暮らせる支援を実施しました
・アッピー元気体操、認知症予防など、予防介護の早期の実現
・たちばな荘の改修費用獲得と施設での予防介護の実施
・高齢者福祉を実現するNPO法人への支援強化
・環境と健康を配慮した全庁での石けん洗剤の使用
子育て支援と子ども達の健康のために
・集いの広場の実施
・病時・病後時保育の実施
・子育てマップの作成
・アレルギーの子ども達に安全を確保し、環境も配慮した学校及び関係施設での石けん洗剤の使用(保育所を除く)
・通学路の安全対策
・義務教育の保護者負担の軽減
選挙前の最後の議会でした。ありがとうございました
私は、既成の団体から出ている議員ではありませんので、できる限り、市民のみなさんに、活動を報告し、意見も要望も頂いて活動してきました。他市には見られますが、上尾では珍しいタイプの議員だと言われています。でも、議員になるまでは大変でした。
あんなに頑張っている人が落ちるはずがないから大丈夫。うちに投票して、という「ほめ殺しという殺し方」でみるみる内に票をなくし、落選した経験もありました。落とすために、こんな方法があるのも知らず、呆然としたことを思い出します。素人の集まりで、わからないことだらけを学び、選挙のやり方も1から学習し、ここまで来ました。
そんな私が議員として活動して来れたのも、足を棒にして会報を配る仲間達、がんばれ!と傍聴席で応援してくれた皆さん、そして何より、皆さんの暖かい声かけや、励ましのお便りのおかげでした。本当にありがとうございます。
無会派とはいえ、国会で決まる事項も重要ですので、全国の党派を越えた議員たちと、ともにネットワークをつくる仕事もさせていただき、全国の地方議員有志と共に、市民生活を守るため、関係省庁と交渉もして来ました。 引き続きみなさんのお役にたてるよう、がんばります。