議会で可決された予算は実施され、広報でみなさんに周知されます。しかし、周知されない情報があります。議会では「質疑」という時間があり、議員の質問に対し当局は答える必要があります。これはなんだろうという私の質疑により明らかになったことをお知らせします。
市道用地を買収するのに、隣接する上尾バイパス道路の買収単価を参考に予算を組んだ(上尾バイパスは国道ですが用地買収を実施したのは上尾市土地開発公社です)用地買収に国の交付金をもらうには、不動産鑑定士の鑑定が必要なので算定してもらったら1億1891万円の補助金を予定していたのに(補助率10分の5.5)7035万円になってしまった。
これって、上尾バイパス道路の買収単価が相場より高かったということなのか??
4割も安くなるというのは地価の下落とも思えません。こんなことでは上尾市の土地開発公社は用地を高く買収するために使われていると思われても仕方がありません。全額借金で土地を買うために、議会の承認も必要なく、理事長は市長なのですから。前新井市長が市長を辞しても土地開発公社の理事長を辞さなかったのがわかるような気がしました。(今は現市長です)
仲町谷津線整備事業 平成7年に4億8826万円で買収。事業が実施されなかったために国庫補助を使って買い戻すことができずに、市が単独で用地を買い戻すことになった。その間の利子は1億262万円と雑費が204万円かかったので買戻し費用は5億191万円(血税です)。同じように上尾池袋線整備事業。平成8年に7410万円で買収。利子は1620万円、雑費322万円なので9356万円で買収(前年度から総額約50億円の土地を買い戻す。利子だけで6億4千万円)
実施できない事業の土地を買うな!!買った土地を放置するな!!平成8年は市長選で新井前市長が当選した年です。当時より土地価格は下がっているので半分くらいの価値しかありません。市民には多大な損出です。
前年度は8人しか使う人がいなかった。今2次募集をしているが、2014年度は予算を減らした。
埼玉県の奨学金は使いやすいが上尾市の制度は使いにくい!入学準備や奨学金を受けたい人はいるはずなので、考慮が必要。制度があっても使われないのは問題です
。図書室の本が文科省の図書標準に達していない学校には予算を重点配分している。
前年度調査資料では小学校22校で文科省の基準にも達していない学校は18校もあり、中学校では11校すべてが基準に達していない。特に大石小や大石中は6割程度しかない。本に親しむというなら、この根本を整備するべきであり、子どもに図書カードを持たせることが重要とも思えません!!こどもが毎日通う学校に、基準を満たす本をそろえることの方が重要です!!
駐車場を100台置けるスペースが必要。新しい土地を買わなくても上平に市の土地があるから。
中央図書館が上平なのはいかがか?駅近くにも土地開発公社から買収した広い土地がある駅の近くなら駐車スペースもそんなにいらない。本は重く字が小さいので、将来はデジタル化が進むのは時代の流れ。そうなれば、本を貯蔵する大きな建物も不要になる。市民がくつろげ、子どもが学習できるような、そして何よりも多くの市民に便利な場所が一番だと思います。駅周辺なら、子育て支援の複合施設も可能で多くの市民が便利に使える場所になると思います。
基金を大幅に減らします。64億3351万円から43億4052万円へ
返済が必要な借金の総額は少し減ります 852億3543万円から841億141万円へ
昨年の返済は元金56億9398万円。利子は8億4957万円。計65億4355万円
今年の返済は元金58億2312万円。利子8億1548万円。計66億3896万円
一般職職員を3名減らし、短時間勤務職員を25名増やします
大きな予算の割合の変化(全体から見た比率、昨年との比較)
委託料 14.1%から14.2%へ扶助費22.9%から22%へ
借金の返済は12.1%から11.8%
基金の繰り出し金は7%から9.2%へ
扶助費は増えていると言われますが、予算全体に占める割合は減っています
臨時給付金 5億5893万円
(国の政策による国が出すお金消費増税による低所得者対策)
子育て世帯臨時特例給付金 3億539万円(同上)
国民健康保険操出 23億6357億円
(国保の交付金の調整により、出費増)
消防救急無線デジタル化1127万円から5億円へ
消防車両購入3936万円から1億389万円
小学校特別支援学級工事 4252万円
(来年にかけて、全ての学校に特別支援学級を整える)
上尾中学校改修工事2億9276万円
組織再編による市庁舎改修の残った工事や備品購入費668万円から7856万円
セカンドブックスタート事業(子どもに図書カードを配布) 797万円
電気自動車の購入と急速充電器の設置 1522万円
みなさんが払う消費税の増税分は、上尾市にも収入増として配分されます。市民生活を助けるために使うべきと主張しましたが、12月の時点では、その予定はないということでした。3月議会で当局が増税分の使い道を示してきましたので、お知らせします。収入増加額は3.8億円です!
「社会保障4経費(年金、医療、介護、少子化対策)その他社会保障対策に要する経費として使います。かほるお金に名前はないからね。私だったら和光市並の16種類の介護予防2次予防事業実施に2億155万円(これで介護になる人を半分に)あとは給食の改善と給食費の値上げ分を他市のように負担。
おいでください!