6月議会で決まったこと

下水道料金が市長提案通り、10月から大幅な値上げが決まりました

　水道料金は今まで使っていない人からも徴収されていましたが、使う量によって徴収されるように改められました。

　今年から上水道と下水道が統合されましたが、下水道事業も企業会計を目指すそうです。10月からの値上げを見越して3月議会で成立した予算を6月議会で、1億2921万円減らしました。これが、みなさんが10月から3月まで新しく負担する下水道料金のお金の合計になります。通常、統合すると経費の削減があり値下げ効果があるのですが、上尾市の場合は値上げが目的のようです。物価が上がり、給料が目減りしている今、市民生活への配慮が必要なのに…。

そもそも公共料金て何？

　私たちは、公共のために税金を払う義務を負っています。それは住民の福祉のために使われるものでなくてはなりません。人が生きていく上で最低限必要な電気、ガス、水道などは誰でも使える料金に設定されるべきであり、公共の福祉であるべきです。市で設定できる上下水道料金は税金を投入しても低く抑えるべきです。また、上尾市は原価が他市より高いのも見直す必要があります。つまり経費の削減に努力すべきです。それなくして値上げなどありえない！

これから変わる税金について

●軽自動車税の見直し

　来年度に新規購入した新車の税率を自家用車1.5倍、その他1.25倍
　自家用　7200円→10800円　自家用貨物　4000円→5000円

　再来年から13年を経過した車には重税を導入　
　例えば、軽自動車　10800円→12900円

　古い車を大切に乗っているのは良くないことなの？
　資源を無駄にしないことはエコではないの？

　今のうちに新しい車を買いなさいと言わんばかりの税制です。来年度自動車を買うと取得税は下がりますが、軽自動車は対象外です。消費税が10％になると自動車取得税はなくなります。

　二輪車等の税率は来年度から1.5倍に引き上げられます。（最低2000円とあるので50ＣＣ以下は倍に）軽自動車を買うのは経費がかからないから。狙い撃ちのような税制改革には反対しました。国が決めたことだから、というなら市議会にかけるな！　私は賛成できません。

●給与所得控除の見直し

給与所得控除の上限額　今245万円　3年後230万円　4年後　220万円　増税です。
上限額が適応される給与収入　今1500万円　3年後1200万円　4年後1000万円　増税です。

●法人市民税の一部国税化

　今年度10月1日から市に入る法人市民税が2.6％減額になり国税に移行します。これによって市に入る税金は来年度1億7千万円減、再来年は2億8千万円の減額。軽自動車税は来年度1800万円の増、再来年は4200万円の増。国の制度変えで、市の税収は来年度1億5200万円。再来年は2億3800万円の減額になります。下水道料金の値上げなど、このような税制改革とも連動しているように思えます。

　障がい福祉サービス事業所「ぷちとまと」が新しい施設をつくります。おめでとうございます！　雪害にあった農産物の損失や農業施設の復興に補助金が付きました。いずれの事業も国や県からの資金が多くあり、上尾市の負担は多くはありません。

　雪害については、家の車庫などが破損されたかたも多かったと思います。被害にあわれた方にお見舞いを申し上げます。他市では処分費用など市が独自で予算を付けたところもありましたが。上尾は無し。

■ 秋山かほると市民のネットワーク・定例会

8月30日（第4土曜）午後1時30分～
上尾コミュニティセンター

9月議会は8月29日開会予定。
提出議案と秋山の今後を話し合います。

●トップページ＞　市議会レポート46号　１　 [２]

6月議会で決まったこと 秋山かほるの一般質問 秋山かほると市民のネットワーク定例会