議会報37号 （2013年6月）
税金が上がっています。収入が増えないのに、税金が上がるのは困ります。政治は、この集めた税金を何に使うのか決めることが大きな役割です。それは市政も県政も国政も変わりません。日本の地方自治は２元代表制なので、みなさんは、この税金を何に使うかを決める市長と、それを決定する権利を持つ議員の両方を選挙で選びます。今は地方分権の時代なので、誰を選ぶのかによって、学校の教育も、介護の内容も、救急搬送も、保育所の状況も変わります。当然、市によって、これらの政策は違い、住民にとって大切な日常生活に違いが出ています。
市政は学校に通う子どもがいたり、介護が必要なお年寄りがいたり、子どもが産まれたり、病気になったり、救急者で運ばれたり、仕事を失ったりしないとわからないことが多いのです。しかし、人生誰でも通る可能性のあることなので、いざという時に「よかった」と思える形を整えることが大切と思います。
世の中はとても不安定になっていると思います。これは良いことではありません。こんな時代には、安全に暮せる仕組みを整えることが益々重要になってきます。税金の使い道は、常に公正で公平で多くの人の利益と結びつく必要があります。今、そうでないので私はがんばっているのです。市議会議員３０分の１の私です。みなさんと力を合わせて一歩づつ進めます！どうぞ傍聴に来てください！
6月議会に提出される議案は12件
補正予算は7467万円です。5200万円ほど昨年使わずに繰り越したお金を使います。後は1100万円ほどの県の支出金を使います。
上尾市の新しい政策で金額の大きいもの
本宮市・上尾市友好都市協定締結事業 127万円
新しい年度になって、金額が確定したために
出費が増えたもの（500万円以上）
辞めた議員の年金の市負担率が国に示された 921万円
（この制度は2年前に廃止され現在の議員に年金はありません）
母子生活支援施設委託事業 母子で避難する人の施設費 642万円
（実際に市が負担するのは160万円。後は国と県で出します）
児童福祉システム改修委託料 1087万円
（システム改修を外注に出すお金で、全額市負担です）
アッピースマイル教員賃金 937万円
（クラス確定により、不足した市雇用の教員賃金3名分の年額賃金）
県が土木費の積算賃金を平均20％引き上げたため、
実施する土木事業のお金がたりなくなった 1800万円
国が決めたことによって、市の条例を変える必要があるものなどがあります。
国や県の予算が確定すれば、補助や交付を受けて実施できる政策もあります。
上尾市はこれらを使わない？？
保育所の待機児童をなくし、
子育て世代が住みたい街をめざそう！
保育所に子どもを預け、働かねばならない若い世代が増え、リーマンショック以降は著しい増加が見られました。3月議会で、来年度2つの保育所が建てられるようにしたい。という答弁をもらいましたが、今、入れない人を早急にフォローする必要があります。可能性として、既存の保育所の定員枠の拡大や民間の企業内保育所の一般枠の受入拡大などの答弁があったので進むように努力します。また、
上尾で子どもを産んでも学校に入る前に出て行ってしまう人、他市で産んで上尾に来る人の人数を明らかにすると共に、どんな政策を実施すれば子育て世代が来てくれるのかを模索し、市の発展に寄与したいと思います。
市民が健康で暮らせ
介護保険料や国保税の値上げをせずに済む政策を実現しよう！
年をとれば、物忘れがひどくなったり、身体が思うように動きにくくなったりします。又寝たきりになる人も多いです。でも、工夫によって健康で暮せる人生を長く保つことはできるのです。原発事故で多くの人口放射性物質が降り注いだ埼玉県です。免疫力が落ちていく人も多いと思われます。若い世代でも、脳血管障害や心筋梗塞が多くなるのではと心配しています。3月議会で、この健康で暮せる政策について当局と討議し、高齢者政策として4点、壮年世代の健康政策として4点、実施できることの答弁があり、すでに何点か実施されていることもあります。今、必要とされている人も多いので、前に進められるようにがんばります。
児童虐待を防止し、子どもを大切にする市政を！
近年、子ども達を巡る痛ましい事件が続発しています。上尾市に於いても、子どもを団地の窓から落とすという事件があり、報道されています。この問題は、市の努力により防ぐことができます。以前、外国国籍で日本語が充分でない保護者への対応について、調査を試みたことがあります。国は外国人の居住を増やす方向ですので、子ども達を守るために、先進国の自治体として恥ずかしくないような政策が求められます。がんばります！
■ 秋山かほると市民のネットワーク・定例会
6月22日（第4土曜）
午後1時30分～
上尾コミュニティセンター 2階集会室
6月議会の報告と7月の参議院選挙について
どなたでも参加できます。興味のある人はどうぞ来てください！