検証!今年度の予算、市の主な事業について

秋山かほるの市議会レポート34号

 市政をチェックし、みなさんに伝えることは議員のもっとも重要な仕事です。大政党のバックがなく、特定企業の応援もない私は、この会報を読んでくれる人にしか訴えることができません。しかし、議員の活動費である政務調査費は同規模の自治体では1ヶ月平均9万円以上に比べ、上尾市は2万5千円。広報費もままならず、手作りの会報を仲間たちと足で配る日々でした。新聞おり込みのように広範な配布はできませんので、上尾市のほんの一部の地域ですが、徐々に配布してくれる仲間も増えてきました。今回も「どうぞ、読んで下さいますように」と思いながら選挙前最期の議会報告を配布させていただきます。

●上尾市の公共入札の談合の仕組みを詳しく書いたお手紙を頂きました。

 「公共工事、談合、政治献金。議員や首長と業者が結託して、公共工事を上限いっぱいで落札し、利益を分け合う。つまり税金を横領する仕組みです。上尾市に於けるこれらの仕組みを詳細に書いたお手紙を頂きました。市長が変わると業者が一部入れ替え、でも仕組みは変わらない。近隣市と違い上尾市は未だに「指名競争入札制度」であり、協力する事業者を市が指名していて、指名の仕方もおかしいことなど、思い当たる節が多いお手紙を頂きました。議会でただ1人、高額な工事が常に9割を超える高い数字で落札されることを指摘し会報でもお知らせしてきました。お手紙は内部告発なので匿名ということでしたが、市民の厳しい目が必要な市政であることは間違いありません。選挙で多額の費用を使う。市の関係企業が選挙の中枢で票を集めているなど、この時期ですから、市民から見えることもありますよ。また、議員や家族が事業をしていて、直接市から報酬をもらう立場だったりすると、市長の政治姿勢によって、市民の側に立てない事態になることも考えられます。」(お手紙での投稿から)


 建設費が高い割りに、建物が安普請で、すぐにひび割れてしまう場所があったりする公共の建物を見かけませんか?また、建てたばかりなのに、何度も補修工事をしなければならない建物など、工事費に見合った作りになっていないものがあったら、それは工事費のお金がどこかに抜かれている恐れがあります。談合の結果の建物は、そんなものが多いのですよ!!

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