秋山かほる

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議会報34号 (2012年6月)

秋山かほる 上尾市議会、6月議会が始まりました。市民に対してどんな政策を実行するか、という議論なら良いのですが、何しろ自民党が割れているので、初日から「あの時言った、言わない」の水掛け論。貴重な時間がどんどん失われていきます。保守同士の争いとはこんなものか、と悲しくなりました。選挙で選ばれた議員なのだから、もう少し品のある議論をしたいものです。

 そんな訳で、補正予算も「これは」と言うものはなく、私が昨年、9月の一般質問で言質をとっていた、放射線測定器の国からの貸与が4度目の申込みで当たったので、それに伴う予算がついたくらい。

秋山かほる 介護保険料も税金も上がり、市民の側の景気は決して良いものではなく、今度は退職所得の一部控除の廃止も提案されています。自殺者も多く、若者の就業も大変で、保育所に入れない子どもも多く、高齢者福祉もやらねばならぬことがたくさんあるのに、何とも寂しい議会です。相変わらず工事の落札は高止まりです。市民に増税しているのだから、やることはたくさんあるでしょ! 東京が本社の儲かっている土建屋さんにたくさん仕事をやるな! 上尾興業は潰れたでしょ!
 秋山がんばります!! どうぞ、傍聴に来てください。

消費者庁貸与の放射線測定器が配備されます

 4度目の応募でやっと放射線測定器の配備が決まりました。消費者庁の貸与なので、家庭菜園や自宅の食事など、市民は無料で検査を受けられます。実施は9月からです。みなさんの応援に感謝します!

 市役所第三庁舎での場所の確保と整備、人を増員する予算がつきました。405万円です。

 学級支援員がクラスの決定により、不足の人員を補充します。924万円です。

財団法人自治総合センターコミュニティ補助金

 620万円支給されたので、地域の公民館の備品やお神輿の修繕費に。

 あと、県の補助金で子どもの体力向上支援事業という90万円の補助金で講師の謝礼や資料費、会場費などに使う予定です。

補正予算で実施する事業はこれが全てです!

後は、
退職金の10%が所得控除になっていた部分を廃止する条例の改正
駅東口のデッキ延伸や学校の工事の入札による事業者の決定契約
市民体育館を指定管理者に決めるための条例の改正
詳細はネットワークの会報でお知らせします・・・

秋山かほる

市民と子ども達が守れるように
除染場所の公表と測定結果の詳細を公表するべきです

 昨年5月、多くの市民が福島原発事故による放射線被害を心配していた中、自治体は独自で放射線の測定を初めていました。当時「上尾市は計らないということだけが決まっている」という話を聞き、様々な要望をして、実施もしてきました。市は2800箇所の測定と136箇所の除染をしました。除染しても、また数値が上がってしまう場所もあると聞いています。市民は、どこにその場所があるのかさえわかりません。また、各施設に測定器が配備されましたが、どこをどのように計っているのかも公表がありません。その日の情報を市民がわかるように、公表するシステムを作るべきです。

 政府は東京電力を守っていますが、国民、特に子ども達を守る姿勢がないことは明白です。福島の子ども達には様々な症状が出ていることが漏れ伝わってきます。上尾市は子ども達を守る姿勢があるのかどうか、問いたいと思います。そして、今後の対策を問いたいと思います。事故後3年から5年で重篤な症状が出るという放射能汚染です。今1年が過ぎました。市政には市民は子ども達を守るよう、努力をする必要があると考えます。応援宜しくお願いします。

雇用を生む政策の実施を!
市の施設は民間の利益を生む道具ではない

 今議会で市民体育館を指定管理者に業務委託する案が出ています。使用料は会社の収入になります。今まで100円だった使用料が250円になる案も出ています。わくわくランドも今年から東京に本社のある民間事業者が運営しています。果たしてそんな必要があるのでしょうか。

 市民体育館は、以前業務の一部を太陽管財が受けていて、子どもの死亡事故の関係で業者が変わったことがありました。でも、働いている人は変わりません。ピンはねする業者が変わるだけというのは、納得できませんでした。直接雇用の方が働く人にも利益になり、市の出費が減ることは先例を見ても明らかです。

 市の施設は税金で建てられたものであり、目的は市民福祉の向上です。東京に本社がある民間企業の利益のために、市民の税金が使われることは良いことではありません。市民を雇用し、福祉を目的とし、努力をするのが市政であると思います。どこまでできるかわかりませんが、精一杯がんばってみようと思います。 応援宜しくお願いします。

秋山かほる

■ 内部被曝の国際的権威、肥田舜太郎医師をお招きした講演会が開催されます

肥田舜太郎先生講演会 「原発事故後の今を生きる」
主催:上尾・子どもを放射線から守る会
6月24日(日) 午後1時15分開場 1時30分~4時
上尾市文化センター [地図] 参加費500円

 自然放射線と人工放射線は身体への影響はまったく違います。原発事故後、私たちは、人工放射線のある環境に暮らし、少しづつ放射線を発する食べ物を食べて暮しています。かつて無い状態で暮らし続けています。

 政府は「ただちに影響は無いと繰返しました」あれから1年。私たちには、何が待っているのか、どう暮すべきなのか、見えないセシウムなどの放射性物質から子ども達を守るにはどうしたらよいか? 講演の題は「原発事故後の今を生きる」です。

申込みは「上尾・子どもを放射線から守る会」のホームページから、 または
「秋山かほると市民のネットワーク」へファックス(Fax 780-3036)をお送り下さい。

※上尾市と市教育委員会は、この講演の後援を断りました。「放射能は身体にも良いという説もあるそうで、偏った見かたは良くない」そうです。びっくりです。

定例会のご案内

■ 秋山かほると市民のネットワーク・定例会

6月23日(第4土曜) 午後1時30分~
上尾コミュニティセンター
6月議会の報告と今後の取り組みについて