秋山かほる 秋山かほる

検証! 上尾市6月議会
退職所得の所得割課税10%控除廃止で高齢者に負担増
地元業者が失格する上尾市の入札制度
放射線内部被ばくへの上尾市見解に異議あり
市民体育館を民間運営にするな!
消費税を上げるな!
秋山かほると市民のネットワーク定例会のご案内


当局から提出された議案のうち、反対の意見表明したのは以下の2点と指定管理者です

【1】
退職所得の所得割課税の10%が控除されていましたが、
来年の1月1日から廃止にするというものです。
これにより退職金に係わる住民税が増え、手取りが減ります。
なぜ来年から?

 当局の説明では、1967年1月から退職金の住民税は翌年に納めるていたものが、所得があった年に納めるようになった。1年早くなったので、当時の定期預金金利5.75%に相当する10%を課税からはずした。今の金利は0.17%なので、来年の1月1日からこの制度をなくす。というもの。

 変でしょ! 金利なんて、とっくの昔から下がっているのに、なぜ来年の人から控除がなくなるの? 公正ではありません。この理由では来年からなくすという根拠にはなりません。退職金は最期の頼りになる収入です。こんな理由で課税を増やすなんて!何とか理由をつけて、庶民から税金を取ろうとしている、としか思えません。不公平な税制を正さず、庶民の懐から税金をいかに取るかという魂胆が見えます。今の市政では、上がった税金が高齢者のために使われるとも思えません。埼玉県が県税部分をの控除を廃止したからといって、市議会が強制される訳でもありません。私1人でしたが、納得できないので、以上の意見を述べ、この議案に反対しました。

【2】
市は最低限の入札の競争性は確保と答弁!
そうは思えないけど!!駅東口のデッキ延伸工事の入札!
一般競争入札で2社失格、請負は駅とデッキを工事した鉄建建設へ
金額は約2億1599万円

 そもそも、マンションに通じる駅直結のデッキをマンション販売事業者に負担を求めず、今住んでいる市民の税金で作るのかが問題です。そしてこの入札が重なるとまったく変!

▼4月1日より「上尾市最低制限価格取扱試行要領」を実施

(かつて市は富士見小学校の電気工事が予定価格の50%以下で落札されたことに対し、最低制限価格がないので失格にはできず、調査の結果予定価格の半分以下でも大丈夫と答弁。私は最低制限価格は必要と意見を述べた)

▼4月11日に入札告示を市ホームページ及び県の電子入札システムに掲載。同時に上記の最低制限価格の決まりが閲覧できるように上尾市ホームページにも掲載したと答弁

▼4月24日入札 島村工業、大成建設(マンション建設業者)、鉄建建設(上尾駅改修業者)、戸田建設の4社が参加

うち、島村工業と戸田建設は最低制限価格以下の金額を入札したので失格。
何と最低制限価格は予定価格の86%だった!「それ以下で」と言った業者は失格!!

しかも、入札結果は、上尾市のホームページには載せていない。埼玉県のホームページに誘導しているが、これがなかなか探せないシステム!何これ!!
電子入札にすると、談合を防止でき経費も削減され、透明性も確保されると言われるが、上尾市の場合は違うらしい。地元事業者が失格する仕組みってなに?
上尾興業は倒産だし、市の税収も伸びないはずだわ!

秋山かほる

■ 秋山かほると市民のネットワーク・定例会

8月25日(第4土曜) 午後1時30分~
上尾コミュニティセンター2階第3集会室

 9月議会は8月28日からです。議案の報告と一般質問の内容。集会の準備などです。 どうぞ、お出かけください。

●次のページへ≫