秋山かほる 秋山かほる

検証! 上尾市6月議会
退職所得の所得割課税10%控除廃止で高齢者に負担増
地元業者が失格する上尾市の入札制度
放射線内部被ばくへの上尾市見解に異議あり
市民体育館を民間運営にするな!
消費税を上げるな!
秋山かほると市民のネットワーク定例会のご案内


秋山かほる

これが、子ども達を心配する親に対する
福島原発から出ている放射線の内部被曝に対する上尾市の見解です

▼低線量の被曝については見解が分かれている
その1 ある量以下では安全である(これ以下なら安全というしきい値がある)
その2 低線量でも高線量の場合に比例して影響がある
(これ以下なら安全というしきい値はない)
その3 低線量であれば、被曝するとかえって身体に良い(ホルミシス効果がある)
その4 これまで低線量被曝の影響は過小評価されてきた。外部被曝だけでなく、体内に取り入れた内部被曝も考慮に入れると、低線量でも影響が大きくなる(欧州放射線リスク委員会)

 そこで、内部被曝、微量放射線、低線量被曝の健康影響について研究し、その危険性について指南している肥田舜太郎医師は特定の主義主張の浸透を図ることを目的としているので、彼の講演会の後援を拒否しました。上尾市も概ね同じ趣旨で拒否しています。 つまり、1と3の見解があるのに、肥田先生は2と4を主張しているので、偏った特定の主義主張を持っているというのが、市の見解となっています。そこで、問いました。

▼秋山の質問

 厚生労働省は、人工放射線について「しきい値がない」という国際的な常識のもとに20年以上前から医師の国家試験で問題を出し、全国の医学部でも教えている。上尾市は厚生労働省は偏った特定の主義主張を持っているとするのか。

●市の答弁
特定の主張に組しているのではなく、総合的に判断しているものと思う。

え~!また、人工放射線が低線量ならかえって健康によいとする見解は聞いたこともありません。この人たちに子どもをまかせておいて大丈夫だろうかと背筋が凍る思いです。

 上尾市のホームページから妊産婦むけの情報として、県へ誘導し、そこには日本産科婦人科学会の妊産婦に対する見解が出てきます。何と1984年(28年前)のICRPの安全基準が、あたかも現在の基準のように書かれていて、50ミリや100ミリシーベルトまでもが、あたかも安全と受け取れるような書き方をしています。チェルノブイリ事故前の大変古い基準。これをホームページに載せ、妊産婦の方々に何も心配することは無いとすることは、由々しき問題だと思います。県もしかり、市もしかりです。

 私は2009年のICRPの資料をみなさんに紹介してきました!現在の法で定められた国際基準も国内基準も内部被曝と外部被曝の合計で1ミリシーベルトであり、日本は現在内部被曝だけで、1ミリシーベルトを設定していて法律違反です。原発事故があったからといって、日本人だけ突然、放射線に強くなったわけではないのです。

子ども達を守るために何とかしようと質問しました。

▼秋山の質問

 ドイツの放射線防護委員会は、その経験から子どもの放射性セシウム摂取を1日4ベクレル以下が望ましいとし、東京都武蔵野市は学校給食で7ベクレルや2.2ベクレルでも計測されたものは、子どもに食べさせていない。100ベクレル以下なら食べさせるとしている上尾市は、これをどう評価しますか。

●市の答弁
明確な根拠がないので、国基準の100ベクレルでいきます。

え~!根拠は探せばたくさんありますよ!!少しは勉強して子どもを守ってください!

▼秋山の質問

マルエツは25ベクレル以上計測されたものは売らない。イオンも計測して少しでも検出されたものは、売らない予定としている。子どもを預かる上尾市はこれをどう評価しますか。

●市の答弁
上尾市は市場に出回っているものが国基準をこえるものがあるかどうかのスクリーニング検査をしているという位置づけなので変えるつもりはない。

え~!子どもを守るために検査をしているのではないの!子どもが食べる食材と別に業者に検査用の食材を発注するのは好ましくないと言いましたが、現在は無理ということ。

▼秋山の質問

せっかく測定器を各公共施設に配備したのに、計測された詳細がわからず、市民生活に役立っていない。地震も多く福島原発は予断を許さない状況の中、学校などは毎日場所を決めて計り、計った場所と詳細がわかるようにするべきと思うが見解は。

●市の答弁
労力が大変なので、今まで同様1週間に1回計り施設ごとに集計し公表する。

え~!今はソフトさえ作れば、各現場で打ち込みできるのに。頭を使えばできるでしょ。

▼秋山の質問

お弁当や水筒を持たせたい保護者に対し、学校の対応はバラバラで不公平。教育委員会の対応はどうなっている?

●市の答弁
学校長が個別で判断している。今のところ教育委員会として一律な対応は考えていない。

まあまあ!今のところという答弁で含みあり。弁当はダメとはなっていません。でも、同じことを保護者が要望しても、校長先生によってかなり対応が違うのは不公平です。上尾は学校を選べない。公平であるべきです。

そこで、事件が起きました!

 現在私は順番なので、上尾市消費者団体連絡会の会長をしています。議員歴より団体歴のほうが長いです。年2回市民の皆さん向けに講演会を開いています。会議で人工放射線について一度きちんと勉強しようということになり、崎山比早子先生(元放射線医学総合研究所主任研究官、医学博士、国会事故調査委員)をお呼びして講演会を開くことを決め準備をしていましガ、突然上尾市から好ましくないというクレームです。補助金をもらっている団体なので、市の意向ならば仕方ないという意見もあり。崎山先生の講演会は開けなくなりました。

 放射線があちこちにある環境と、この間まで、500ベクレルのセシウムが入っている可能性があるものを食べ、今は100ベクレル以下のものを食べざるを得ない私たちが、どう身を守るのか、第一人者である崎山先生は、その方法を教えてくれます。また、この環境で生きている、私たちや子どもたちの身体に、今、目に見えない放射線がどんなことをしているのかを教えてくれます。子どもの症状がでるのは、3~5年後と言われます。まだ、間に合う!

 私は崎山先生に連絡して、事情を話し、1人500円の資料代、中高生は無料にしたいので、講師料はたくさんは払えないが、何としても市民に知って欲しいので、来てくれるようにお願いし、了承して頂きました。

9月30日(日)午後1時30分から上尾文化センター5階の小ホールです。

 1歳以上の保育を受付します。事実を知ること。対策を立てることが将来の子ども達に必要です。今や健康も命も自己責任です。私は議員として、皆さんに参加を呼びかけます。また、受付や保育など、協力者も募ります。

 どうぞ、秋山まで、連絡して下さい。ファックス780-3032です。 ホームページからも受付ます。折り返しの連絡先をお伝え下さい。どうぞ、宜しくお願い致します。


秋山かほる

■ 秋山かほると市民のネットワーク・定例会

8月25日(第4土曜) 午後1時30分~
上尾コミュニティセンター2階第3集会室

 9月議会は8月28日からです。議案の報告と一般質問の内容。集会の準備などです。 どうぞ、お出かけください。

●次のページへ≫